現役トリミングサロン経営者が教える、トリマー5年目の教科書

現役トリミングサロン経営者が教える、トリマー5年目の教科書

5年目となると店の運営の責任ある立場になっていることが多いと思います。

もしかすると、店長などの役職になっている人もいるかも知れませんね。

 

トリミングだけではなく、売上目標だったりどう店を改善していくかの経営的な視点も求められるケースは増えるでしょう。

そこで、今回は5年目のベテラントリマー向けの内容になっています。

 

目次

後輩を教育できる人材を育てる

あなたがプレイヤーとしても立ち回ることも大事だと思いますが、やはりプレイヤーと言うよりもマネージメントを意識することで、お店自体の成長につながります。

 

そこで意識をしたいのは、下の子を中心にしてお店を回していくようなイメージを持つことです。

トリマーさんはプレイヤーとしての働いてきたので、マネージメントについて学ぶ機会は少ないですが、やはりお店を成長させるためにもマネージメント視点は大事になります。

 

トリミングや売上げアップの戦略など全てをあなた自身でやろうとするのは、やはりキャパシティがオーバーしてしまうので、大枠の教育に関しては後輩が後輩を育てるようにしたほうがいいです。

 

あなたが後輩に教えたことを、その後輩が更に下の後輩に教えるような感じで、それでできない時にそっとアドバイスなどをしてあげるようにしましょう。

 

例えば、爪切りなんて5年目のあなたが教えなくても、少し上の先輩が教えるくらいで十分だと思います。

そんなふうに、少しずつ後輩ができる仕事は後輩主導で教えていくような仕組みづくりを意識しましょう。

 

また、一番下の子が出来ないときは、直接本人に伝えることも大事ですが、その子を教えている人にできてない点を指摘するようにします。

そうすることで、教え方の工夫などが生まれます。

 

直接一番下の子に伝えてしまうと、教えている子に考える機会を奪ってしまうので、教えられる方も教える方も成長するためには必要不可欠です。

 

自分で教えたほうが早いと感じることも多いと思いますが、それでも下の子達の成長のためにも、面倒でもある程度任せるようにしましょう。

 

もちろん、明らかな間違えや、店の方針と違うようなことがあれば、直接注意をしたほうがいい場合もあります。

 

 

店の将来の方針について考える

今後は犬の頭数も減り、今までどおりの営業スタイルだと、どんどんお客さんが減っていく可能性があります。

そのため、お客さんのために何ができるのかというのを真剣に考えることが必要です。

 

もしあなたが顧客視点で見た場合、どのようにすればお客さんが来店してくれるのかを真剣に考えてみましょう。

 

独立も検討する

オーナーがいて雇われている場合、あなたの思っている理想的なトリミングサロン違うこともあると思います。

そのギャップに悩んでいる人も少なくなく、その場合は自分の理想的なトリミングサロンをオープンさせるために独立を検討する時期でもあります。

 

もちろんリスクなどもありますが、それでもあなたが思い描く理想なトリミングサロンを作りあげるのもいいと思います。

 

カット技術ではない部分に目を向けてみる

トリマーは職人なので、カット技術が高いに越したことはありませんが、カット技術だけでは行き詰まることがあります。

そこで、カット技術以外の部分を勉強してみると新たな視点が生まれるかもしれません。

 

ペット関連で言えば

  • 犬の病気
  • しつけ
  • ドッグフード

 

また、直接的には関係ない以下のようなことを勉強してみると、一見全く違うように思うかもしれませんが、トリミングや店の運営で活かせることは少ないです。

  • マーケティング
  • セールス
  • マネージメント
  • デザイン

 

独立を目指すなら以下の2点も押させておくと良いでしょう。

  • 経営
  • 税金

 

まとめ

じつは1年目や3年目と大きく考え方が変わるのがこの5年目という時期で戸惑うことも多いと思います。

また、独立を明確に意識しだす人も多く、独立をする人はこのタイミングで準備を始めるようにしましょう。

 

現役トリミングサロン経営者が教える、トリマー5年目の教科書

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