あなたのトリミングサロンでは歯みがき導入してますか?
導入をしていないなら、今すぐにでも導入をしたほうがいいと断言します!
なぜなら、飼い主さんはデンタルケアに関心がある人が多いからです。
歯みがきは当店でも一番人気のオプションで、月に50頭ほどのワンコが利用しています。
1回500円なので、歯みがきだけで2.5万円の売上がある計算です。
トイプードルのカットが6,000円ほどなので、約4頭分の売上に匹敵します。
プラス500円を値上げするのは、お客さんが離れていってしまう可能性が高いですが、歯みがきで自然と500円の単価アップができるメリットは非常に大きいと感じるはずです。
だからこそ、トリミングサロンで歯みがきをオプションでオススメしたほうがいい理由と、自然な営業の仕方について解説をしていきますね。
1回500円なら歯みがきをする飼い主さんは多い
1回500円のワンコインでできるデンタルケアだと、飼い主さんは気軽に歯みがきをしてくれる人が多いです。
なぜなら、デンタルケアを気にしている飼い主さんは、想像以上に多いから。
しかし、500円以上の値段にしてしまうと、気軽さがなくなってしまうので、なるべくワンコインで抑えましょう。
ただ、これが300円になったからといって、お客さんが増えるかといったら、そうでもないので気をつけてくださいね。
もちろん、当店は地方にあるトリミングサロンなので、都心にあるトリミングサロンは700円〜800円くらいの料金で実施している店舗もあります。
「でも1回の歯みがきじゃ、そんな効果がないんじゃないの?」
そう思うかもしれませんが、1回の歯みがきでも効果をだす方法はあるんです…!
歯みがき+プラークアタックが効果を実感しやすくオススメ
プラークアタックとはデンタルケアスプレーです。
歯みがきで歯垢をおとしたら、プラスしてプラークアタックを歯に吹きかけましょう。
天然成分100%で犬が舐めても問題なく、歯石を剥がす効果があります。
このスプレーを歯みがき後にかけたことにより、口臭が前より落ち着いたという声を多くいただき、リピーター続出のオプションになりました。
当店に通っていた犬で、毎月1回トリミング時に歯みがきをしていたお客さんで、半年ほど経ったときに歯石が剥がれ落ちました。
もちろん、個体差や歯石のつき具合によっては月1の頻度で落ちることは難しいとは思いますが、飼い主さんは口の臭さが軽減したことを実感していました。
通常のプラークアタックの使用方法
プラークアタックの通常の使い方は、1日1回3週間ほど継続して歯にスプレーをすることで、歯石を浮かせてとる使い方をします。
3週間ほど経つと、歯石が浮いてくるので、ガーゼなどで落とす感じで歯石を除去します。
デンタルケアの意識の高い飼い主さんは、プラークアタックを購入してデンタルケアをしている人は多いです。
スプレータイプなので、比較的どんな犬でも使いやすいのが特徴。
仕入先はザペットさんで仕入れられますが、他にも取り扱っている問屋さんもあると思うので、取引のある問屋さんに聞いてみるといいと思います。
使用期限は2年〜3年ほどと長い期間保存できる点は嬉しいですね。
飼い主さんは愛犬の口の臭さで悩んでいる人は多い
柔らかいドッグフードを与えていたり、オヤツを頻繁に与えている場合、歯石がつきやすく口が臭くなるんです。
他にも、口が臭い原因としては胃腸の調子が悪かったり、食べてるドッグフードの匂いに影響して臭くなることもあります。
しかし、口の臭さの大半の理由は、口の中が不衛生で起こります。
飼い主さんは愛犬の口の臭さで悩んでいる人は多く、息を吸うのが辛いという飼い主さんもいるくらいです…
だからこそ、歯みがきは根本的な解決策ではないのは覚えておきましょう。
口臭の原因の歯石のデメリットをしっかり伝える
デンタルケアは多くの飼い主さんが気になるポイントなので、歯みがきをしないデメリットを伝えることで、歯みがきを頼むお客さんが増えます。
また、定期的に歯みがき強化月間を作り、歯みがきを半額にしてオプションを頼むハードルを下げるといいでしょう。
歯みがきでは歯石は落とせないが、歯垢は落とせる
臭いの原因は歯石で、歯石が歯周病の原因となって、強烈な臭いであることが多いです。
歯みがきによって歯垢(しこう)を落としプラークアタックをすることで、歯石予防になり口の中の環境を良くする働きがあります。
歯みがき・歯磨き粉・プラークアタックも販売しよう
オプションを注文したお客さんの中から、家でも歯みがきを継続する人も出てくるので、必ず歯みがき・歯磨き粉・プラークアタックも販売するようにしましょう。
歯みがきに関しては単価は低いですが、安定してリピーターになる商品になるのでオススメです。
歯みがきをするお客さんの中で、歯石がついてしまっている子には必ずプラークアタックもオススメしましょう。
効果が明らかに違うでの、毎日継続して行ってもらえれば、1ヶ月で効果の違いが出ます。
根本的な解決にはならないからこそ解決策を提案する
柔らかいドッグフードやオヤツなど、歯垢がつきやすいものを与えるのを止めてもらうか、食べた後に歯みがきや歯磨きガムを与えるように誘導をしましょう。
また、食後にロープやタオルの引っ張る遊びでも、歯みがき効果があるので、犬に負担がかからないような歯みがき方法を提案してもいいと思います。
歯石が悪化してしまうと、老犬になったときに歯が全部なくなってしまうリスクなども伝えると、大抵の飼い主さんは納得してくれます。
可愛そうなのは犬なので、そのリスクはしっかりと伝えるべきで、それがトリマーの役割だと思っています。
無理やり営業はせずに自然な流れで、飼い主さんから質問をするような仕組みを作る
歯みがきをムリにオススメしても大抵の飼い主さんは引くでしょう。
だからこそ、自然に口臭や歯石のリスクを伝える仕組が大切です。
LINE@で口臭や歯石のリスクを解説する
LINE@なら友達登録している飼い主さんに、直接メッセージを配信することができます。
LINEを使えば自然に飼い主さんにリスクを伝えることができますし、質問がくればそこで対処法の提案が可能です。
トリミング終了時に報告書で歯みがきの宣伝をする
当店ではすべてのお客様に、トリミング終了時に皮ふ・耳・歯石・体重などの状態をお客さんに報告しています。
そこで、新規のお客さんには、歯石が多いことを伝えて歯みがきをしたりするなどの解決策を提案しましょう。
また、報告書の一部のスペースを使って、歯みがきを宣伝するのも効果的です。
これなら、ムリに営業する必要もなく、お客さんに自然と歯みがきを宣伝することができます。
暴れる子は断る
少しずつならしたら歯みがきをさせてくれる犬も多いですが、暴れたり噛む犬については、断るようにしましょう。
犬への負担も大きいので、家でできる範囲のデンタルケアを勧めてあげましょう。
飲水タイプのデンタルケア商品や、プラークアタックを家でチャレンジしてもいいと思います。
よかったら以下のアンケートに答えてみてくださいね。
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