あなたがトリミングサロンを開業しようと考えているなら、田舎で開業するか、都心で開業するか迷いますよね?
都心と地方それぞれにメリット・デメリットがあって、それらを天秤にかけて開業することがオススメです。
ちなみに、わたしは地方で最初にトリミングサロンを100万円で開業をしたので、地方でのトリミングサロン開業は大賛成です。
以下の記事では100万円で独立した開業費を公開しているので、よかったら参考にしてみてください。

都心でトリミングサロンを開業する「デメリット」
家賃が高い
都心だと地方に比べ家賃が地方の2~5倍ほど高く、ある程度の資金がないと開業することは難しいです。
敷金礼金で100万近くかかり、内装をしっかりいれると軽く数百万はかかるので、地方に比べ資金が必要になります。
そのため、資金が足りない場合は借り入れが必須です。
競合が多い
人口が多くお客さんも多いので、そのぶん競合も多いです。
そのため、他店に比べ魅力あるサービスにしないと、経営的に厳しくなります。
猫派が増えてる
都心では散歩やしつけの必要のない猫が人気になっていて、犬を飼う人は減少しています。
そのため、人口が多いからと言ってお客さんが今後も増え続けるという保証はありません。
犬猫の飼育頭数が逆転したことにかんしては、以下のnoteに書いてあるので、よかったら読んでみてくださいね。

都心でトリミングサロンを開業する「メリット」
お客さんが多い
猫の飼育頭数が増えたとはいえ、まだ人口が多いのでお客さんはたくさんいます。
しっかりと特徴があるサービスを提供すれば、競合店が多くても勝ち抜ことは可能です。
送迎の効率がいい
地方だと住んでいる地域がバラバラで効率が悪い送迎も、都心ならわりと固めることができると思います。
ただ、わたしは送迎はなるべくやらないほうがいいと思っていて、以下の記事にその理由を書いてあるので、参考にしてみてくださいね。

富裕層向けのサービスが展開できる
都心では富裕層も住んでいるので、とがったサービスを提供することができます。
たとえば、プードルのカットで2万円するようなサービスを提供したい!と考えたとしましょう。
サービス内容はカットだけではなく、トリミング後の写真撮影をプロにしてアルバムにして渡すような付加価値をつけて高単価で提供したいとします。
これが地方だと、ここまでの金額を出せる人はそう多くはありませんが、都心だと東京の港区なんかには多くの人が住んでいると思います。
そういった、自由度や選択肢の多さは都心の方が有利でしょう。
求人が集まりやすい
トリマー不足と言われていますが、都心では募集をすればトリマーは集まってくるでしょう。
地方で営業している当店からすると、非常に恵まれた環境だと思います。
今後経営を拡大してオーナー業を目指す人は、都心のメリットは大きいです。
地方でトリミングサロンを開業のデメリット
人口減少していく
地方は都心に比べ人口減少が急速に進みます。
人口減少した地方では、経済的に回らない地域だと、犬を飼う余裕がない人が増える可能性があるので、長期的な経営が難しくなるかもしれません。
求人が集まらない
私は地方でトリミングサロンをやっていますが、求人募集をかけても全く応募がありません。
都心の専門学校に行って、地方に戻ってくる学生は少数なので、地方でオープンさせる際は、オーナートリマーとしてずっと働く必要があります。
もちろん、根気よく募集をすれば応募してくれるかもしれませんが、しっかり育てていく覚悟は必要です。
知らない土地での開業は難しい
地方出身の学生が戻ってトリミングサロンを開業することは土地勘があるのでできると思いますが、全く知らない土地で独立することはリスクが大きすぎるので止めましょう。
もちろん、トリミングサロンがなくて困っているなどの情報があれば別ですが、基本的には知っている土地で開業をするほうがリスクは低くなります。
地方でトリミングサロンを開業メリット
家賃が安い
都心だと15万〜20万ほど家賃がかかりますが、地方では4分の1ですみます。
トリミングの単価6,000円ほど、都心でも8,000円ほどだと思います。
家賃を支払うのに地方ならば7頭カットをすればいいのに対して、都心では25頭をこなさなければ家賃分を稼ぐことができません。
この差は大きな違いなので、地方でトリミングサロンを開業するメリットは意外と大きいです。
最初に書いたとおり、わたしは100万円でトリミングサロンを開業したので、資金が少額でも独立できるのが地方開業の魅力。
口コミが強力
メリットでもありますが、デメリットでもあるのがこの口コミ。
地方では横の繋がりが強いので、いい噂も悪い噂も一瞬で広まります。
もちろん、いいサービスを提供していれば追い風になるので、地方で知り合いが多ければ有利です。
商圏は広い
地方にもよりますが、車移動が中心の地域の場合30分くらいかけて来店してくるお客さんもいます。
20分位の範囲ならわりと常連さんが多くいるので、想像より商圏は広いです。
まとめ
都心は資金があったり、借り入れをするなら魅力的な市場ですが、地方では少額で借入なしでも開業できる点が魅力です。
あなたにとって、都心か地方どちらが魅力に見えたでしょうか?
またトリマーさんの独立開業について質問があれば、ツイッターやLINE@やってるので気軽に質問してくださいね。
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