トリミングサロン独立開業の資金は200万〜400万は必要!

トリミングサロン開業のお金に関するお話

トリマーのあなたが独立をして、トリミングサロンで開業を考えていれば、開業資金がいくら必要か気になると思います。

どのくらいの資金が必要なのかわからなければ、事業資金を積立したり、借り入れすることもできません。

ただ、注意が必要なのは、都心や地方などの立地でも違いますし、内装費にいくらかけるかでも大きく変わります。

そのため、人によって開業資金が大きく異なることが大前提です。

 

目次

おおまかに200万〜400万の開業資金の幅がある

先ほども書いたとおり、開業資金の金額が大きく変わるのは、オープンさせる立地や内装によって大きく変わるからです。

地方で内装もそこまで力を入れなければ100万ほどで開業できますし、都心で内装も力をいれるなら家賃なども含め1000万ほどかかります。

ただ、通常の店舗なら200万〜400万ほどあれば、十分な外観のお店になると思います。

 

私が地方のトリミングサロンをオープンさせたときには内装と最低限の道具だけで、100万でまかないました。

そのため、絶対にオープンさせるという強い意志さえあれば、お金はそこまで必要ないです。

大事なのは自分の持っている技術と知識で、どの場所で戦うかということ。

 

自己資金か借入、どちらを選択するか

トリミングサロンを開業するための資金をどうするかが、一番の悩みポイントだと思います。

私は100万のみの自己資金のみで開業しましたが、都心で内装にも力を入れる場合は借入(かりいれ)も選択肢になるはずです。

借入とは簡単にいうと「借金」のことですが、世の中には借金というのを毛嫌いする人も多く、このことで間違った判断をしている人を多くみかけます。

 

時間を節約できるのが「借入」

たとえば、400万の開業費が必要な場合、すべてを自己資金で貯めるのは時間もかかり、開業するときには40歳…なんてことになってしまいます。

もちろん、40歳から始めるのが悪いというわけではないですが、20代や30代で始めるほうが融通がききます。

 

だからこそ、借入で時間を節約して、経営に専念をしたほうが、実際は効率的な経営が可能です。

借入は借金といっても事業借入なので、年利も個人の使い道が自由な借金よりもかなり低い利率です。

じつは、世の中の経営者の多くは、借入をして時間を節約しているんですよ。

もちろん、無謀な借入は審査も通らないので、現実的に自分が一番うまくできるところで勝負をする必要があります。

 

トリマーは給与が安いから借入の選択肢は一番現実的だ

トリマーという職業は給与が安いため、数百万の資金を貯めるには、あまりにも時間がかかりすぎます。

そのため、多くの方は借入が選択肢に入ると思います。

しかし、借入をするためには、事業計画書などの手続きが必要なので、経営面の勉強もかかせません。

 

道具はあとでも買えるから、立地と内装だけはしっかり考える

オープン当初からスタンドドライヤーやホースドライヤーなんてなくてもお店は営業できます。

それよりも大事なのが、「立地」と「内装」です。

 

この2つは途中で変えることが難しいので、オープン時にしっかり考えておく必要があります。

逆にこの2つさえしっかり決めておけば、比較的スムーズに軌道に乗るでしょう。

 

自分はどのポジションで経営をしたいのかを考える

まず考えるべきは、どのユーザー層をお客さんとして想定しているかを考えましょう。

 

あなたは以下の3つならどれを選びますか?

Q:トイプードルのカットの単価

  1. 1万円を超える高価格のトリミングサロン?
  2. 7千円くらいの中価格のトリミングサロン?
  3. 5千円くらいの低価格のトリミングサロン?

 

A:どれも正解はありません。

 

高価格であろうと低価格であろうと大事なのは、自分が目指すべきポジションです。

また、高価格だからといって儲かるとか、低価格だから儲からないという話でもないので注意が必要です。

低価格でもしっかり利益を上げているところもありますし、高価格で赤字のところもあります。

 

高価格帯のトリミングサロンは立地や内装が大事

高価格帯のトリミングサロンということは、お客さんは高収入の方やカットにこだわりを持っている人がお客さんです。

そのため、必然的に都心の高収入の方がアクセスしやすい立地で、トリミングサロンをオープンさせる必要がでてきます。

こうなると、家賃が高い都心で内装もオシャレにする必要があるので、開業費が高くなります。

 

中価格〜低価格なら立地や内装はそこまでお金をかけなくてもいい

通常のトリミング料金から少し安いくらいなら、お客さんが求めているものは立地や内装ではない人が多いと思います。

立地が悪くて技術もイマイチなら、低価格で回転重視のトリミングサロンでも問題ないですし、通常の価格ならそれなりの外観でそれなりの技術なら問題ないでしょう。

 

どちらにせよ、高価格のトリミングサロンよりは初期投資が安くなるメリットがあります。

 

自分の技術は人より優れているなら高価格帯を目指すべき理由

トリマー歴が3年以上やっていると、自分が人より上手いのかがわかってくると思います。

そこで、人より上手いと自信を持って言えるなら、高価格帯のトリミングサロンを目指しましょう。

なぜなら、高価格帯の技術は低価格帯のトリミングサロンでも活かすことができるからです。

 

しかし、問題が一つあります。

技術に自信がない人は、トリミングサロンはオープンできないのか?ということです。

 

技術に自信がなくてもトリミングサロンはオープンできる

「独立をしたいけど、技術に不安があるんだよなぁ」

もしあなたが技術に不安があっても、トリミングサロンで勝負できる場所は多いです。

なぜなら、トリミングサロン業界は美容室などと違い、競争が激しくないため、10年前の技術や知識で戦っているオーナーが多いからです。

そのため、これから独立を目指す若い人は柔軟に対応できれば、老舗トリミングサロンとはいえライバルではありません。

そもそも、このサイトではライバル店に勝つための戦略を紹介しているので、不安に思う方にはこのサイトは教科書のような存在で使ってくれると嬉しいです。

 

都心でトリミングサロンを開業するメリット・デメリット

メリット

都心は人口が多く、住宅地でも駅チカでトリミングサロンを開業してもある程度の集客力が見込めます。

また、地方に比べ人口減少率は低く、収入も高いので犬を飼う余裕がある人は都心に多いです。

 

デメリット

家賃や人件費の固定費が高いです。

たとえば、家賃が3倍だとしても単価は3倍にすることはできません。

【家賃と単価の例】

  • 地方で家賃が5万で単価が6千円
  • 都心で家賃が15万で単価が8千円

 

そのため、地方では8頭のトリミングで家賃が払えるの対し、都心では18頭のトリミングをしなければ家賃が払えません。

単価は都心のほうが高いかもしれませんが、固定費の高さは一番のネックになるポイントです。

 

また、都心で飼いやすい猫が犬よりも飼われはじめているので、トリミングサロンの競争激化は避けられません。

 

地方でトリミングサロンを開業するメリット・デメリット

メリット

地方でのメリットは固定費の「安さ」と「口コミ」による広告効果です。

地元に帰ってトリミングサロンを開業する人は、トリミングサロンが少ないなどの情報があれば、戻って開業をすればチャンスは多くあると思います。

 

また、固定費も都心の半分以下のことも珍しくはありません。

しかし、初めていく地方の場合、犬を飼っている情報などがわからないのでやめておいた方がいいです。

 

デメリット

地方は人口減少で今後20年で大きな変化をする場所が増えます。

経済力のない地方は犬を飼う余裕がなくなると思ったほうがいいでしょう。

 

また、極端に単価を安くしているトリミングサロンもあったり、自分が思うような単価にできないこともあります。

他にも、思っていたより犬を飼っている人が少なかったという致命的なミスが起きた場合、生活するのも難しくなるでしょう。

 

2年で開業費を回収できる仕組みを考える

開業費の投資した金額は2年間で回収できるように計算を立てましょう。

これ以上長いと、順調に経営をしているとは言えないので、なんとしても回収をするという気持ちが大切です。

 

考えていても行動できない人が9割だから…

「いつかはお金を貯めて、トリミングサロンをオープンさせるんだ…」

私の友人の夢はオーナートリマーとしてトリミングサロンを開業することでした。

しかし、3年が経ち、5年が経ち、10年経っても雇われトリマーどころか、トリマーを辞めてしまっている人も多くいました。

人は考えたとき、すぐに具体的な行動に落とし込まなければ、夢だったことも忘れてしまうんだと思います。

あなたがこの文章をよんで、やる気になっている「イマ」が次への行動を決めるタイミングです。

よかったら以下のアンケートに答えてみてくださいね。

トリミングサロン開業のお金に関するお話

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