韓国のトリミング用のシザーって、日本製と比べると激安で気になっている人も多いのではないでしょうか?
日本製のハサミって安くても2万ほどしますし、中には10万ほどするシザーもあります。
シザーって価格以上に相性がだいじなので、高ければ自分の合うシザーというわけではないのが、シザー選びの難しいところ。
今メインで使っているシザーが専門学校時代から使ってるものと、1本だけ社会人になってから買ったもを交互に使っています。
そこまでシザーにこだわりがあるわけではないですが、わりと軽めのシザーで毛を逃さないシザーが私に合っているので、この理想に合うシザーであれば最高です。
だからこそ、安くてオススメを購入をしている人が多い韓国のシザーというのは気になると思います。
その中で、インスタなどでちょくちょくAKITZ(あきつ)のシザーを使っている人を見たことがある人も多いのではないでしょうか?
アマゾンで販売しているレビューを見てみると情報が少なくて、どんなシザーなのか気になっている人も多いと思います。
今回、そんなあきつのシザーを購入してみたので、レビューをしてみたいと思います。
購入したのは「AKITZ ソフトタッチシザーセット」
私が購入をしたときは、18,000円の送料込みで購入をしましたが、タイムセールなどで安く買えることもあるようです。
2019年9月22日時点のタイムセールで14,400円で販売をしていたので、急いでいない人はそういうタイミングを狙ってもいいかもしれませんね。
で、18,000円だと高いんじゃない?と思うかもしれませんが、これ実は3本セットの価格です。
そうなんです、1本あたり6,000円という激安のハサミになります。
日本だったらミニシザーすら買えないような価格で買えてしまうのが衝撃的ですよね。
スペック
ストレートシザー
長さ:7.25インチ
刃の形状:ハマグリ刃
特徴:マイクロソレーション(ギザ刃)
重さ:61g
カーブシザー
長さ:7.25インチ
刃の形状:カーブ
特徴:マイクロソレーション(ギザ刃)
重さ:62g
セニング
長さ:6.25インチ
刃の形状:カーブ
2梳きの36目
カット率30%〜35%
重さ:63g
ハマグリ刃に関して調べてみましたが、形状による切れ味の違いはほぼ無いようですが、毛を逃しにくい特徴があるようです。
材質はSUS440Cで、調べてみると以下の内容が書いてありました。
SUS440Cマルテンサイト系ステンレスで、熱処理(焼入・焼もどし)により、高強度、高硬度を得られます。ステンレス鋼の中では最も高硬度を有する鋼です。
https://www.silicolloy.co.jp/material/sus440c/
耐食性は一般の焼入鋼よりは優秀ですが、オーステナイト系ステンレス、フェライト系ステンレスおよび析出硬化系ステンレスよりは炭素(C)含有量が高いため劣ります。
安価なシザーにわりとよく使われている素材のようです。
購入したのは「AKITZ ソフトタッチシザーセット」
他にも全体がブラックのシザー3本セットの商品(18,000円)と、ゴールドの2本(14,000円)の商品で迷いましたが、インスタでよく見かけていたパープルの商品を選びました。
ブラックとと購入したパープルの違いは、ストレートシザーの「はまぐり刃」か「semi-bevell edge」と、セニングシザーの1梳き36目か46目の違いくらいだと思います。
長さや材質は一緒なので、この辺りの違いで選んでいいと思いますが、後で書きますが、セニングに関してはそこまで期待をしないほうがいいかもしれません。
韓国直送で3日ほどで届いた
通常4日〜5日以内に発送となっていましたが、注文から3日ほどで到着しました。
韓国から発送されているのにも関わらず、想像以上の速さですよね。
最初は韓国から発送されているのを知らずに購入をして、届いた箱にハングルの配送伝票が貼ってあったので、そこで直送なんだと気が付きました。
実際の写真
大きめのシザーケースに入って届きました。
見た目はパープルとポップな感じの色ですね。
裏にもしっかりと沢山ものが入るようになってるので、普段から持ち歩いている人にはいいかもしれませんね。
シザーケースの表面にはロゴ?が入っていて、韓国語、英語、日本語と3種類あります。
正直、このひらがなロゴは微妙なところです…
シザーケースの質感は長期間使うとボロボロになりそうな感じなので、普段から持ち歩きをしている人は、しっかりとしたシザーケースで保管したほうがいいと思います。
ストレートシザー
質感は値段相応ですが、7.25インチで61gと軽量のシザーなので、軽めのシザーを探している人はいいと思います。
画像では分からないですが、刃先がギザギザなっているので、毛が逃げにくい構造になっています。
逆に言えば、刃先がギザギザしているので、研ぎに出してからどう変わってしまうのかが少し心配な部分でもあります。
カーブシザー
カーブシザーは大きめのしか持っていなかったので、7.25インチの丁度いいサイズで色々と使いやすいカーブシザーだと思います。
まだカーブシザーを持っていない人にはオススメです。
ただ、切れ味はサクサク切る感じなので、切ってる感覚が無いくらいの切れ味を求めるなら、もう少し高いシザーがいいでしょう。
セニングシザー
AKITZ(あきつ)ハサミの実際使ってみたレビュー
ハマグリ刃がいいのか、刃先のギザギザがいいのか分かりませんが、思ったとおりに毛を逃さずカットができます。
実際にカットをしてみると、切りたい箇所が思い通りに切れるので、コームでふかす回数が減り、カットの時短に繋がると思います。
ただ、ハサミはサクサクと言った感じで、シザーで挟むと自然と切れているというよりも、カットをしてる感覚は残ってます。
これは人によって良し悪しがある部分かもしれませんが、この価格帯のハサミであれば十分だと思います。
また、軽量なので軽いシザーがいい人にもオススメです。
AKITZ(あきつ)シザーの3つの特徴
簡単に特徴を3つ上げると以下の通り。
・安い
・軽い
・毛が逃げない
つまりコスパがいい。
当たり外れがある?
サロン会員の方でAKITZシザーをスタッフ間で3本セットを2つ購入したところ、2本に少し不具合があったようです。
同封されていたメールアドレスに問合せをしたところ、サポートからの返信がなかったようです。
ただ、もう1セット(3本)は全て問題なく使えているので、運の要素が強いという点を考慮して購入をしたほうがいいかもしれません。
AKITZ(あきつ)シザーがオススメの人
学校を卒業して自分のハサミが欲しい人や、ハサミをあまり持っていない人で軽めの毛を逃さないシザーが欲しい人には十分オススメできるシザーだと思います。
1本6,000円でこのクオリティのハサミは日本ではそうないでしょう
学生でも買える価格でハサミの性能も悪くはないので、コスパの高いシザーだと思います。
もちろん、これが3万するシザーだったらこんなもんかな?と思う人も多いと思いますが、価格から見た性能から言えばかなりいいです。
切れ味や耐久性などを徹底的にこだわるなら、10万近くするシザーを選んだ方がいいですからね。
ただ、これから数ヶ月使ってみて、研ぎの後の切れ味がどうなっているかで、また評価は変わってくるかもしれません。
知り合いに聞いた話だと、韓国のハサミは研ぎに出した後で感覚が大きく変わって、使い捨て感覚で使うならいいけど、長期間研ぎに出して使い続けるのは難しいとのことでした。
もちろん、韓国のどこのメーカーのハサミなのかは分からないので、アキツは研ぎに出しても使え続けるかもしれません。
そもそも、価格自体がかなり安いため、そこまで求めるのも違うと言えるかもしれないですし、どのようなハサミを求めるかは最終的にはトリマーの考えによる部分が大きいです。
こればかりは、実際にやってみないと分からないので、今後研ぎに出した後どうなっているのかはレビューしていきたいと思います。
おまけが入っていた
今回シザー以外にもセーム革とハサミのチャームが入っていました。
取り外す場所が見当たらないと思ったら、ハサミの部分が磁石になっていて取れました。
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