トリミングではクリッパーやハサミを使い、犬が突然動いたりとケガをさせてしまう可能性は0%ではありません。
そのため、万が一ケガをさせてしまったときの対処法を紹介します。
まずは誠心誠意の謝罪
ケガをさせてしまったトリマーさんも気が動転していると思いますが、まずは落ち着きましょう。
そして、飼い主さんが来店された際はしっかりと謝罪をします。
謝罪のあとにケガをさせてしまった経緯を説明をして下さい。
- どこをケガさせてしまったのか
- 何でケガをさせてしまったのか(クリッパーやハサミなど)
軽度のケガをさせてしまったときの対処法
軽度のケガなら飼い主さんに事実を伝えて、もし病院に行く場合は治療費は全額負担をすることを伝えましょう。
領収書を持ってきてもらい、その金額を支払い領収書は預かるようにします。
また、トリミング料金も無料で絶対にお金を受け取らないようにして下さい。
飼い主さんが家に帰って、冷静に考えると「ケガさせられてお金を払うのはおかしいんではないか?」というふうに考えることも少なくありません。
重度のケガの場合はすぐに動物病院に連れて行く。
もし重度のケガをさせてしまった場合は、すぐに動物病院に連れていきましょう。
動物病院に連れて行く前に、飼い主さんに事情を説明をしておきます。
治療費は全額負担で後遺症など残る場合はお見舞金などお渡しすることを検討しましょう。
お見舞金は3万~10万ほど、ケガの度合いに応じて変えます。
ケガの状態を電話をして確認する
治療費や見舞金を払えば終了というわけではありません。
飼い主さんやケガをしてしまった犬にとっては、深い心の傷になっていることもあります。
そのため、翌日に必ず連絡を入れるようしましょう。
毎日でなくてもいいので、3日後や1週間後など連絡をして、怪我の状態を心配することで、飼い主さんの気持ちも和らぐケースもあります。
万が一のときの保険を検討する
トリミングサロン向けの保険が「日本ペットサロン協会」で提供されています。
以下のときに保険が適用。
- ペットをケガさせてしまった
- ペットが突然死してしまった
- ペットが逃げ出してしまった
また、日本ペットサロン協会に加盟すれば、以下のような特典があります。
- 申込書などのひな型の提供
- サービス品質の運営ガイドライン提供
- 経営指標情報の提供
- 顧客、従業員とのトラブル&法律相談窓口
- セミナー、勉強会への優待参加
月額4,000円ほどなので、万が一のときのために検討してみてもいいと思います。
コメント