【トリマー】トリミングサロンの就職先・転職先の選び方

【トリマー】トリミングサロンの就職先・転職先の選び方

新しいトリミングサロンを選ぶときに、何を見たらいいのかわかりにくいですよね?

そこで、トリミングサロンを経営している私が、トリマーが就職や転職する際に見るべきポイントを解説します。

 

目次

まずはあなた自身の条件を確認しよう

あなたにとっていちばん大事なものはなんですか?

 

就職や転職をするなら、まずは自分が一番大事にしているものを確認しましょう。

 

例えば、家族や友達と過ごす時間を大切にしたいなら、休みが多いトリミングサロンがいいでしょう。

 

また、技術力をアップして自分のトリミングサロンを開業したい場合なら、技術力の高いトリミングサロンを選ぶべきです。

 

一人ひとり大事なものが異なるので、あなたにとって理想なトリミングサロンは、あなたにしか分かりません。

 

全てを手に入れれるのは現実問題難しいです。

しかし、何が必要で何が要らないのかが分かれば、あなたが一番欲しいものを手に入れることはできるでしょう。

 

お店の場所

例えば、通勤時間が10分と1時間では全然違いますよね?

 

当然だろ!と怒らないでください。

考えてみればわかることなんですけど、意外と見落としがちだったりするんです。

 

1日往復20分だとしても年間121時間、往復2時間であれば、年間730時間も使っているんです…!
(単純に1年365日で計算してますが、長年働く店舗であればそれ以上の時間を費やしている計算になります)

 

通勤時間分を考慮して、店の近くに引っ越すか、もしくは給料が多少安くても近くのトリミングサロンの方がいい場合があります。

 

単純に給料が高いより自宅に近いか、引っ越しをできるかなどを考慮してトリミングサロン探しをしましょう。

 

労働時間

給料は高かったけど、1日10時間も働いてるから、時給計算したら安かった…

こんなことは少なくないんです。

 

例えば、労働時間が1日10時間だとしたら、8時間のお店に比べて2時間も差があります。

2時間×30日=60時間も多く働いてる計算です。

 

休みは考慮していませんが、10時間労働のお店は8時間のお店より1ヶ月で7.5日分も多く働いていることに…

 

通勤時間同様、1日の積み重ねの時間は非常に大きな時間になるので、慎重に選んで下さい。

 

ただ、求人情報などに記載されている労働時間は、正確でない場合も多く、実際の労働時間は面接時に確認をしておきましょう。

 

給料

給料は高ければいいと思ってませんか?

いや、もちろん、給料が高いに越したことはありません。

 

しかし、給料が高いということは、かなり忙しいトリミングサロンです。

あなたの給料は、お客さんが支払った売上から支払われるので、忙しいトリミングサロンであれば給料は必然的に高くなります。

 

そのため、慌ただしくトリミングをするよりも、じっくりと1頭1頭と向き合ってカットをしたい人、給料よりも店の方針などで決めたほうがいいでしょう。

 

東京の新卒の相場は15万円程度で、これ以上であれば平均以上ということです。

少し高いところであれば、新卒でも18万〜というトリミングサロンもあるので、給料を高いところを目指したい人は、一つの基準にしてみて下さい。

 

休み

給料が高くて休みも多いというトリミングサロンはほんの一握りです。

そのため、給料は高いけど休みが少なかったり、休みは多いけど給料が安いというケースは少なくありません。

 

月6休みであるトリミングサロンも多いですが、多いところでは週2休みなどです。

また、年末年始休暇や他の日程の休みなどを確認しておきましょう。

 

有給消化に関しては、求人に載せていないケースがほとんどなので、面接時に聞くしか方法がありません。

しかし、面接時に聞いてしまうと印象はあまりよくないので、よほど出ない限りは聞かないほうがいいと思います。

 

社会保険

社会保険に加入をしていないトリミングサロンは珍しくありません。

そのため、雇用保険や労災などの保険に入れるかを確認しておきましょう。

 

社会保険に入っていないような店舗は、経営者が適当な可能性もあるので、そこを一つの基準とするのもオススメです。

 

人間関係

求人情報ではわからないのが人間関係です。

面接時に店長やスタッフなど、お店の雰囲気を見ることを意識しましょう。

 

また、犬への対応を見ておくことがオススメです。

お店の方針が犬への対応をみれば一瞬でわかります。

 

技術

技術力は高ければ高いほうが、あなた自身のスキルアップに繋がります。

そのため、事前にカットの技術が高いかを確認しておきましょう。

 

例えば、今はインスタでトリミング後のカット写真を載せている店舗は多いので、そのカットを参考にしてトリミングサロンを選べば、失敗は少ないと思います。

 

もちろん、そういったカット技術が高い店舗は学生からも人気の店舗なんですよね。

 

ただ、技術力と写真テクニックは比例しないので、技術力が高いとしても写真の撮り方下手で、カットが下手に見えるケースは少なくありません。

 

もちろん、カットも上手くて、写真も上手ければ分かりやすいですが、技術力はそこだけでは測れないことは覚えておきましょう。

 

インスタをやっていない場合は、店舗サイトなどを確認すれば、多くのトリミングサロンではカットの写真を載せていると思います。

 

もしカット後の写真をどこにも載せていなかったら、そのお店は技術に不安があるかもしれません。

 

権限がある仕事ができるか・何を学べるか

これは面接時確認をしておきましょう。

トリマーの仕事はトリミングをするだけが仕事ではないと考えています。

 

例えば、物販の商品選定やレイアウトなど、責任ある仕事任される方が面白いです。

あなた自身がお店の運営をできるような仕事を任される方が、成長も早いのでそのようなトリミングサロンを選びましょう。

 

また、犬に関する知識、ドッグフードに関する知識など豊富な店舗であることが望ましいです。

 

経営とは何かを学べるチャンスでもあるので、スキルアップをしたい人は、スタッフに権限がある仕事ができるお店を選んでみましょう。

 

これらは面接時に思い切って聞くことで、自分が何を学べるかがわかるのでオススメですし、やる気があると感じてもらえるので、採用されやすくなると思いますよ。

 

動物病院

動物病院併設のトリミングサロンは、給与条件などの待遇がいい場合が多いです。

 

ただ、当然デメリットもあります。

 

動物病院は本業の方で利益が出れば問題ないので、集客の一つとして考えているケースが非常に多いです。

 

そのため、トリマー兼看護師として、トリミング業務以外がメインになるということは少なくありません。

 

待遇が良くても、そのギャップで辞めてしまう人は少なくないんですよね…

 

また、オシャレなカットをするというよりは、過ごしやすさ重視の注文が多いため、カット技術を上げたい人にはおすすめできません。

 

大手企業か?個人店舗か?

これは難しい問題で、大手企業だと給料は高くないことは多いですが、出世ができれば、複数店舗を任せられることもあります。

そのため、大手企業は男性トリマーに人気があるようです。

 

ただ、大手企業はトリミング専門店というよりも、ペットショップの中に入ってるトリミングサロンというケースが非常に多いので、技術力は個人店舗の方が高いケースが多いです。

 

私の周りでも、男性トリマーが大手企業に就職をするケースは多かったですが、出戻りで個人店舗のトリマーに戻るケースは少なくありませんでした。

 

大手企業だとトリマーは、あまり利益になりにくいけど、生体販売や物販などの集客に貢献する付帯事業の位置づけのことが多く、トリマーの立場は弱いものが原因のようです。

 

個人店舗では融通がききやすい場合も多く、どちらを選ぶかはあなたの考え方です。

個人的にオススメは、個人店舗で色々学んでから独立をするケースです。

 

独立という選択肢

転職しようとしているトリマーの中で、独立も一つの選択肢になると思います。

私自身は100万円の開業資金で地方で独立をしました。

 

そのため、このブログでは独立を目指すトリマー向けの記事を多く書いているので、良かったら参考にしてみて下さい。

 

まとめ

最初にお話したとおり、あなたにとってオススメのトリミングサロンは、あなた自身にしかわかりません。

そのため、どんなトリミングサロンを選びたいかは、自分が何を大切にしたいかを考えることからスタートさせましょう。

 

あなたにとって、理想の道が開ける事を願っています!

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