2年制のトリマー専門学校であれば、2年目に入った段階でインターンシップ先を探すことになります。
みんなはじめての経験なので、いったいどのようにしてインターンシップ先を選べばいいのかわかりにくいようです。
そこで、現役トリミングサロン経営者が、あなたにとって理想のインターンシップ先の選び方~電話のかけ方~現地でやるべきことを解説します。
トリミングサロン選びはあなたの未来を想像するところから始める
一人ひとり就職先に求めるものが変わってきます。
就職先に求めることは、あなたの未来で求めることと同じです。
人によっては給料が高いところが絶対条件と思う人もいれば、給料はそこそこで休みが多いほうがいいと言う人もいます。
また、給料や休みが少なくても、素晴らしいカット技術が学びたいという人もいるでしょう。
そのため、あなたの将来、どんな状況で働いていたのかを考えるところから始めてください。
あなたが就職したいと思うようなトリミングサロンを探す
あなたが将来どんな状況で働きたいのかを考えたら、その理想が叶えられそうなトリミングサロンをリストアップしてください。
もちろん、あなたが就職したいと思うのが、動物病院でも構いません。
ここで大事なのは、インターンシップを募集していないなくても、あなたの理想のトリミングサロンであればリストアップをしてください。
「インターンシップを募集していないから、このトリミングサロンは無理かなぁ…」
この考えはやめましょう。
なぜなら、インターンシップを募集をしていなくても、お店側は人材を欲しがっている可能性があるからです。
可能性は1%でもあるなら、行動をすればそのチャンスを掴めるかもしれません。
逆に行動をしなければ、可能性は0%です。
行動できる人はチャンスを掴めるチャンスが高くなります。
ぜひ、あなたの理想のトリミングサロンが、インターンシップ生を募集していなくても、ダメ元で電話をかけてみましょう。
ダメ元だと思えばそこまでプレッシャにならないはずです。
インターンシップのお願いの電話のかけ方
基本的にはハキハキ元気よく喋りましょう。
何言ってるか分からない場合、電話だけで断られてしまうかもしれません。

お電話ありがとうございます、○○トリミングサロンです。

○○専門学校2年生の山田と申します。
インターンシップ先を探している中、〇〇トリミングサロンさんが素敵なカットをされているのをインスタで知り、ぜひ○○トリミングサロンさんでインターンシップをさせていただきたいと思いご連絡をさせていただきました。
オーナー様か店長様はいらっしゃいますでしょうか?

少々お待ちください。

お電話変わりました、オーナーの佐藤です。
のような感じで、最初に伝えたことを繰り返しましょう。
カットだけではなくお店の魅力的だと思った点を、伝えることで、この子はお店のことをしっかり調べてくれてると感じてもらえるはずです。
もし断られてしまっても、複数電話をかければいずれOKしてもらえるはずです。
インターンシップ先での行動は面接だと思う
あなたにとって理想のインターンシップ先に行けた場合、インターンシップ中の行動は全て見られている面接だと思ってください。
ただ、面接とは行っても、そこまで気を張り続ける必要はありません。
普段どおりのあなたを見せるようにしましょう。
もちろん、理想のインターンシップ先でないとしても、適当に行動はしないでくださいね。
あなただけではなく、その専門学校のイメージが悪くなってしまいます。
インターンシップに行ったらやるべきこと
挨拶や返事は元気にハキハキとしゃべる
トリミングサロンは接客業なので、何を言ってるか分からないくらい声で話される人を採用は厳しいです。
とくに、人気のトリミングサロンだと、優秀な人が集まるので、インターンシップ先で就職をしたいと思っているなら、この元気にハキハキ喋ることは大切です。
メモを取る
これはお店によって方針が異なりますが、とりあえず最初はメモを持って大事なことは忘れないようにメモりましょう。
ここで、メモは取らなくていいから覚えてと言われたら、メモはしないで全力で覚えるようにします。
作業はできなくて当たり前だが、丁寧にやる
インターンシップで店舗側が見ているのは、作業がしっかりとできているかではなく、丁寧に作業をしているかどうかです。
学生の子に完璧なものは求めていないので、時間がかかっても丁寧かどうかをみています。
手が空いたらやるべきことを聞く
作業が終わってしまい、時間ができたら次にやるべきことを先輩や店長などに確認しましょう。
指示待ちの場合、印象が悪くなってしまうので気をつけてください。
分からなければその場で質問をする
作業で分からないことがあれば、その場で質問をしましょう。
分からないまま放置をしてしまうのはよくありません。
質問をされることで印象は悪くはなりません。
むしろ、しっかり分からないことを質問する人は高評価です。
インターンシップに行ってから確認すべきこと
インターンシップではお店があなたを見るだけではなく、あなたがお店を見極める場でもあります。
そのため、以下の項目をチェックして、本当にあなたが長く働き続けることができるかを確認することも大切です。
お店の雰囲気
実際に働いている人同士の雰囲気を見てみましょう。
あなたがそのお店で働く環境はどんな環境かというのは一番重要なチェック項目です。
店長や先輩とやっていけそうか
優しい人達ばかりなら働きやすいと思いますが、厳しくてもあなたに成長をしてもらいたいと思っての厳しさかもしれません。
優しさだけでは成長が望めないかもしれませんし、厳しさだけだと継続できないかもしれません。
あなたにとって何が必要かを見極める人たちの元で働けるといいと思います。
実際に働いている時間
お店の営業時間や求人に書かれている勤務時間以外で働くこともあると思います。
そのため、通常営業で何時頃終わるのかを確認しておきましょう。
また、全体ミーティングなどがあるような店舗だと、月に数回夜遅くまでミーティングをするような店舗もあるようです。
その辺りも、話しやすそうな先輩にサラッと確認しておいたほうが安心です。
どんなカットが多いのか
もし短めのカットが中心なら、カット技術を上げたい場合は違う店舗を探したほうがいいでしょう。
カット技術を上げたいなら、やはりカットが上手い店舗に行くことが一番の近道です。
まとめ
インターンシップではお店もあなたをことを見てますが、あなたもそのお店のことを見れる絶好のチャンスです。
ぜひ、あなたの理想だと思う店舗にインターンシップのお願いをしてみてくださいね。
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